ゲイ勤務医の雑記帳

20代終了目前で自らをゲイと認めたしがない勤務医の戯言

カミングアウト?

前回の記事で書いたように、僕は今年に入ってからようやく自らがゲイであることを受け入れたわけだが、はやくもカミングアウトについて色々と考えを巡らせてしまっている。

 

僕は基本的に話し好きなうえに隠しごとをすることも性に合わず、家族や友達だけでなく仕事の同僚などにもあえて普段の生活の中身を隠すことはせず、あけっぴろげにネタにして話してしまうのが常だった。

性的指向を完全に隠してた身で何を言ってるんだという話ではあるけれど、いままで自分のなかで性的指向には向き合っていなかったのであえて話そうと思うような〝そっち〟のネタもなく、恋愛の話題のときには「ひとりで生きてて幸せですからー」とかウソではない適当なことを言いつつ流してきていたわけだ。


ただ、今年に入って改めて自らの性的指向と向き合うようになった途端、これを誰かに話したいという気持ちが自然と湧いてきてしまった。ちょっと酔ったら同僚との飲みの席でポロっとネタにしてしまいそうな自分がいる。


正直自分のなかでは「まわりに知られたくない!」という思いは薄いのかもしれない。むしろ自然と知られてしまったほうがいいのではとすら思うこともある。

ただ、ネット記事やツイッターなど各所でのカミングアウトについての言説に目を通すと、カミングアウトは一方通行ではなく相手の理解を求める行為であり、相手の気持ちに負担をかける可能性、自分でも予想しないような差別やアウティングが起きる可能性などは無視できず、やはり突発的なカミングアウトには慎重にならなくては、とも思う。

 

カミングアウトしたらその相手との会話はさらに無限に広がるかも。いや、やっぱり「気持ち悪い」と思われてその人との関係性は終わりになってしまうか。

 

深く考えるべきか否か。

僕の性格を考えると、やはり近いうちに誰かにカミングアウトしてしまっている予感はする。