ゲイ勤務医の雑記帳

20代終了目前で自らをゲイと認めたしがない勤務医の戯言

出会い?

僕は2019年1月になってから自らの性的指向を認めて新たな一歩を踏み出したわけだが、この1ヶ月ただ心境が変わっただけだったかというとそうでもなく、手さぐり状態のなかで行動にも出た1ヶ月だった。

 

といってもその行動は全てゲイアプリ頼りの行動なわけだが笑。

 

 

ゲイと自認してまずやりたかったことは、「同じ境遇の人と30年弱抱えていた自らのゲイゲイしい思いを共有したい!」だった。

これまで一度も他人には話したことのない話だけど、ゲイ同士なら絶対に赤裸々に話せる。

ただ、突然ゲイバーに行ったりサークルに参加したりなんていう勇気はさすがに湧かず。

 

そんなウブなゲイの手元にはすでにゲイアプリがインストールされているスマホ。実はゲイであることを自認する前から、なんとなく同じ境遇の人たちが周りにいることを確認したくてこっそり入れていた(もはやどこからが自認なんだお前という話だが笑)。

 

そこからは完全にアプリ中毒に。「これって誰もが通る道だよね?」と自分に言い聞かせつつ好奇心に任せ次々とメッセージをやりとり。

そしてすぐに初リアルにこぎつけた。年齢の近い方とのランチ。生まれてはじめて自分の性的指向を他人に正直に話した。

これまで溜まっていたものを吐きだしたような「スッキリ感」はなかった。

もしかしたら、自らの性的指向を自認したと宣言するよりはるか前から心の底ではとっくに自認できており、それをいまさら口に出すことには大して新鮮味はなく、当たり前のことを当たり前のごとく話している感覚にしかならなかったのかもしれない。

 

2人目のリアル。年上の方と飲みに。ゲイ生活の先輩の意見に耳を傾けているなかで「体の関係と割り切って楽しむことも若いうちに少しは経験しておいても損はないかもね」なんて助言(?)を受けた。

この言葉はぼくの好奇心を完全にくすぐってしまい、その後3人目、4人目のリアルは自己紹介もなく会った瞬間ヤってさよならなんていうことに。

さすがにむなしい感覚になり「やっぱり恋愛とxxはセットだよね」と思い直し。そんなことを考えていたら、人恋しい感覚、恋愛したい欲がどんどん強まっていった。

ただ、女性との恋愛(と呼べるのか甚だ疑問だが)も何年もご無沙汰なうえにゲイ恋愛市場へは参戦直後。いまさら中学生みたいに「恋愛ってなんだろう。どんなステキな出会いが待ってるだろう。」なんて純粋でアホなことを考えてる不慣れなおっさんはどうしたらいいんだろう。

 

しかもアプリの出会いは唐突。これまで通りの人生を送っていたら絶対に出会わないコミュニティの人と突然会う。

とりあえず出身地、居住地、仕事、趣味、ゲイに目覚めたきっかけ、ゲイ生活歴などをひととおり話すのが初回。

ただ、2回目に会う理由をみつけるのがすごく難しい。もう2度とその人と関わらなくても自らの人生にマイナスはないと思ってしまい、結局理由をみつける努力をする前に次へ進んでしまう。

「もう1度会う理由」なんて考えずとも会いたくなる人を探せということなのかもしれないが、数打ちゃ当たるってもんでもないのか。。

 

そうこう言いつつ、1月にリアルした回数はなんと15回!自分でも驚愕する回数。行動しだすと止まらない性格が自分でも怖い。

 

うち2回会った人が2人いるので人数としては13人。

内訳は

ご飯だけ 7回

ご飯+xx 2回

デート+xx 1回

xxだけ 5回

 

デートにも出かけるところにこぎつけたことが1回だけあった。

その人とは初回は飲みに行ったあとxx。そして2回目がデート。xxもしたけど。恋に落ちたという感覚はなかった(一目惚れなんて信じている痛いおっさんと化している)けれど、デート自体楽しかったし、向こうからのスキンシップも非常に多かった。

セフレってこんなに仲良くするもんなのか?そんなことない?向こうも長い付き合いを求めてるのか?などいろいろ考えながら、LINEで「また会いたい」とか、告白まがいのような文章を送ったり。積極的にアピールしてみた。(不器用すぎて書いてて悲しくなる笑)

向こうの反応は悪くはなかったけれど、こちらのアピールに対して基本受け身。そこが自分のなかで引っかかるようになり、「恋愛は駆け引きよ!っておっさんずラブの蝶子さんも言ってたなぁ」とか思いつつ一旦こちらからのLINEの送信を絶ってみたら、その後相手からLINEが来ることは二度となかった。

 

 

やっぱりアプリで恋愛は無理!(それ以前の問題